神経根ブロックで腰痛は改善するか

背景と目的

 腰部脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなどの腰仙椎部変性疾患による腰下肢痛を有する症例に対し、罹患神経根ブロックにより下肢痛のみならず、腰痛も消失する場合がある(先行研究では、65%の症例に認められ、非神経根性腰痛と有意差が認められている)。

 また、腰痛のみの症例に対して神経根ブロックを行うと、腰痛が消失する症例が存在する(先行研究では、22%の症例に認められる)。これらの事実は、神経根自体が腰痛の発生源になっている可能性を示唆している。しかし、神経根ブロックが腰痛に対して効果があるか否かについては、未だ不明である。

 本研究の目的は、神経根ブロックにて腰痛が改善するか否かを検討することである。

 

対象の選定

 福島県立医科大学附属病院整形外科の脊椎専門外来に通院中(もしくは入院中)で、腰下肢痛を有し、MRIで脊柱管狭窄または椎間板ヘルニアを認める患者

 除外基準:退行性疾患以外の原因(外傷、リウマチ、転移、精神疾患など)、腰椎手術の既往

研究期間 

 2009(平成21)年10月〜

 

研究場所

 福島県立医科大学附属病院整形外科

 

主任研究者

 矢吹省司教授

 

研究費用 

 講座研究費