科目名 スポーツと医学
細目又はテーマ スポーツと医学
開講年次等 1年後期 木曜日 3時限目
必修・選択の別 必修
担当責任者 紺野愼一
概要/方針等
現代社会では、これまで以上にスポーツ活動の重要性・必要性が提唱されている。その理由としては、より能動的・健康的に自分らしく生きたいと価値観や人生観が変化していること、公衆衛生的に生活習慣病をはじめとする現代病の予防が求められていること、高齢社会を迎え、加齢に伴って増加している医療費の抑制効果が期待されていることなど枚挙にいとまがない。今後、社会的にますます高まるであろうスポーツ活動による利益への期待と追求を背景に、スポーツ活動において医学が果たすべき役割もますます複雑化・高度化していくことが予想される。
この「スポーツと医学」の講義では、一般にスポーツ医学として考えられがちなスポーツ傷害に対する整形外科的治療や予防に止まることなく、スポーツ医学に必要とされる生理学、栄養学、薬学、環境医学、内科学(特に循環器学)、精神医学、予防医学などの幅広い知識を修得することを目的としている。
また、今年度からは、実際のスポーツ活動の場において医学が果たす役割についての理解を深めてもらうために、整形外科学講座が積極的に取り組んでいるスポーツのメディカルサポートやプロスポーツチームのチームドクターの活動についても紹介する。
学習目標
一般目標
スポーツの功罪を医学的に理解するとともに、スポーツ活動を行う上で必要な医学的知識を修得し、医学学習の動機づけとする
行動目標
① スポーツと医学の各分野との関連について述べることができる。
② スポーツにおける栄養の重要性について説明できる。
③ ドーピングの問題点について指摘できる。
④ スポーツが心身に与える影響を列挙できる。
⑤ スポーツが疾病予防に役立つ理由を具体的に述べることができる。
⑥ 年齢や性別に応じたスポーツの特性について説明できる。
⑦ 主なスポーツ傷害の種類とその対応を述べることができる。
⑧ スポーツの実際の場でスポーツ医学が果たす役割を述べることができる。
評価方法
講義前に出欠を確認する。出席すべき日数に達しない者には単位を与えない。
講義スケジュール
(2014(平成26)年度)
回数 | 月 日 | 時限 | 項 目 | 所 属 | 教員名・職名 |
1 | 9/25 | 3 | スポーツと腰痛 | 整形外科学 | 矢吹省司 教授 |
2 | 10/ 2 | 3 | スポーツと栄養 | 生化学 | 橋本康弘 教授 |
3 | 10/ 9 | 3 | 呼吸・循環系の運動生理 | 細胞統合生理学 | 勝田新一郎 准教授 |
4 | 10/16 | 3 | スポーツと医学概論 | 整形外科学 | 紺野愼一 教授 |
5 | 10/23 | 3 |
スポーツと内科 |
循環器・血液内科学 | 斎藤修一 准教授 |
6 | 10/30 | 3 | スポーツと外傷・障害(上肢) | 整形外科学 | 宍戸裕章 准教授 |
7 | 11/ 6 | 3 | スポーツのメディカルサポート | 整形外科学 | 大歳憲一 助教 |
8 | 11/13 | 3 | スポーツと外傷・障害(下肢) | 整形外科学 | 沼崎広法 学内講師 |
9 | 11/20 | 3 | スポーツとこころ | 神経精神医学 | 矢部博興 教授 |
10 | 11/27 | 3 | スポーツと小児 | 周産期・小児地域医療支援 | 桃井伸緒 教授 |
12/ 4 | 3 | (補講) | |||
11 | 12/11 | 3 | スポーツと予防医学 | 公衆衛生学 | 安村誠司 教授 |
12 | 12/18 | 3 | ドーピング | 薬理学 | 木村純子 教授 |
13 | 12/18 | 4 | スポーツと女性 | 産科・婦人科学 |
小宮ひろみ 准教授 |
14 | 1/ 8 | 3 | プロスポーツチームドクター | 整形外科学 | 山田 仁 学内講師 |
*13を除き、木曜日3時限目
*13は木曜日4時限目(12/4の分は補講)
update 2019年4月11日 11:00
当院では慢性腰痛に対する治験を実施しております。
菊地理事長のライフワークである腰痛研究の集大成が10年ぶりに大幅改訂
紺野愼一教授が解く新しい腰痛の原因
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